旅はまだ初日の昼。Crazy Horseから北上して、South Dakotaの北西にあるDeadwoodという町で昼食となった。町の名前に「死」なんて言葉を入れるのは珍しいが、むかし川に流木(死んだ木)がいっぱいあったところから名づけられたそうな。町といっても小さなところで、ここは1800年代の町並みをそのまま保存している。まず最初の写真、交差点の信号機や走っている車は現代のものだが、向こうに見える商店街の建物はちょっとアンティークな香りがする。ここは政府が予算を投入してこのような町並みを守っているのだとか。しかし、この写真に写っている左側の店は土産物屋以外はカジノなのである。やっぱり古い町並みというだけでは観光客を呼ぶのは難しく、手っ取り早く客を呼ぶのには、カジノを作らなければならないということか。
この町で入ったレストランが左のDiamond Lil'sというところ。ここでTatanka Buffalo Burgerというのがお勧めということで食べてみた。Tatankaはインディアンの種族の名前。バッファローの肉で作ったハンバーガーということである。バッファローは他の肉牛に比べると筋肉質なので、脂肪分が少ない。「その分ヘルシーだ」ということなのだが、まあ、ハンバーガーなんか食べてダイエットだのヘルシーだの言っても仕方ない。確かに脂身は少なかったが、味はふつうのバーガーと変わらなかった。このDiamond Lil'sという店は俳優の Kevin Cosner がオーナーである。彼が"Dance with Wolves"という白人とインディアンの交流を描いた映画を作った後、Deadwoodにこの店(1階がカジノ、2階がスポーツバー、3階がレストラン)を開いたそうだ。店にはCosnerが出た映画で使った衣装が飾られている。
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