2005年から野球(MLB)とフットボール(NFL)を本格的に見るようになった。特にNFLは日曜日にあるので、ほぼ欠かさずテレビで見ていたし、San FranciscoのMonster Parkには2度見に行った。そこで、2006年はシーズンチケットすなわち年間予約席というものにチャレンジしてみた。
日本ではチケットの再販は「ダフ屋」とみなされるが、こちらでは個人がチケットを売買することは認められている。各チームがホームページを立ててそれをサポートしているくらいだ。全部見にいけなくても、売ることができるので、座席の多く(特に前の方)はすべてシーズンチケットとして売られる。NFLは人気が高い上に試合数が少ないので、ほとんどがシーズンチケットとして売れてしまう。
ましてSan Francisco 49ersといえば1980年代に黄金時代があった名門人気チーム。なかなか取れるものではないと思っていた。しかし、シーズンが終わった今年の2月になると、チームの公式ページ に来年度のシーズンチケットの募集が出た。NFLは公式戦が8試合、オープン戦に当たるプレシーズンマッチが2試合であわせて10試合がシーズンチケットの対象となる。基本的にNFLは日曜日に行われるので、野球よりは行きやすい。ここはひとつチャレンジする価値はありそうだ。
公式ページにシーズンチケットの申し込み用紙がPDFで置いてあるのだが、これを見るとアカウント番号とか現在の座席位置などを書く欄がある。どうも新規の客が使うものではなさそうだ。そこでチケットオフィスに電話をかけて聞いてみると、「新規のお客さんは、Waiting Listに入ってもらいますので、そのための申し込み用紙を送ります。」とのことだった。「10年待つ」だの「世代に1度の機会」などいろんな話を聞いたり、読んだりしたので、何年かかるのやらと思っていた。ところが、昨日になって「お客さんもシーズンチケットが買えます」というメールが来た。曰く「あなたの忍耐は報われました。もう待つ必要はありません。」おいおい、2週間もかかってないわい。結局過去に栄光があったものの、去年は4勝、その前は2勝と最近の低迷ぶりから人気が落ちていたのだろう。
「新規の申し込みは今日9日に始まり、係員が朝6時から対応します」ということだったので、ここは一つ早起きしてやろうということで、今日は朝の6時から電話をかけた。しかしさすがにこの初日の最初の時間は混んでいる。まず自動応答メッセージが鳴って、「オペレータと話すには2番を押せ」という。次は「シーズンチケットの受付は1を押せ」。ここまでは簡単。そこで「現在すべてのオペレータはふさがっている」というメッセージが出て待ち行列に入ってしまう。ふつうここで音楽が鳴るのだが、無音のまま。不安になるが2分ほど待っていると「あなたのコールは大切です。もう少々お待ちください。」というメッセージが流れて再び無音。また2分ほどすると今度は女性の声で「現在つながりません。お名前、電話番号、メッセージを残して電話を切ってください」という。つまり全然つながらない。3回試したが、人間と話すところまで行かないので一応携帯番号を残して諦めた。
しかし7時半ごろにもう一度かけて見るとオペレータにつながった。殺到の波が終わったところだったのだろう。で、その時点で購入できる座席は38というセクション。ここは昨年Individual Ticketで入った2階席の後ろの方にかなり近いところ。
ここの○印がついたところ。49ドルの席だ。
まあ、正直な話シーズンチケットでなくても取れそうな席だ。しかしシーズンチケットは何年もかけて少しずつグレードアップしていかないといい席には入れないので、ここで買うことにした。
というわけで、2006年のシーズンは何度もMonster Parkに行くことになりそうだ。49ersも頑張って欲しい。
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