今日と明日、MLBの2006年度のドラフトが行われる。何と平日(火曜と水曜)、しかもシーズン中に行われるのだ。以前49ersのDraft Party で紹介したが、NFLの場合はシーズンが終わって2ヶ月後の土曜日に行われ、それこそ各チームがパーティーを開くようなお祭騒ぎとなる。それに比べてMBLのドラフトは注目度は低い。
それもそのはず。NFLはファーム組織がなく、大学から採った選手はすべて即戦力の期待がかかる。選手生命も短いので1年目からレギュラーで活躍するのがふつうだ。それに比べて野球の場合、MLBの下に4つのレベルのマイナーリーグがある。ドラフト指名された選手はまずこのマイナーリーグに行き、そこからメジャーに這い上がってくるのだ。MLBで新人王になる選手も、みな3,4年前に指名された選手ばかりである。この時期に行うのは、アメリカで大学、高校の卒業の時期にあたるからであろう。
平日にあるので、当然テレビで見たわけではない。MLBのオフィシャルサイト で結果を見るしかない。MLBのドラフトもかなり複雑なシステムになっている。基本はNFLと同じウェーバー方式なので、去年最も勝率の悪かったKansas City Royalsが最初に指名する。さらにFAで選手が移動した場合、1順目の指名権を相手球団に譲渡するのだが、FA選手のランクによって1つだったり2つもらったり。さらに1順目、2順目の最後に補助の指名権があったりする。そのため、30球団あるが、2順目の最初のKC Royalsの指名は45番目となっている。
アマチュアの選手はまったく知らないので、名前だけ挙げるが、Royalsがいの一番で指名したのは、Luke Hochevarという右投げ投手。10番目のSan Francisco GiantsはTimothy Lincecumというこれまた右投手。Oakland Athleticsは去年WashingtonからLoaizaをFAで獲得したため、1順目の指名はなし。2順目、66番目に最初の選手Trevor Cahillという右投手を指名した。初日の今日はなんと18順目までの指名が行われ、全部で556人が指名された。
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