Barry Bondsは来年も現役続行、それもSF Giantsへの残留を希望している。現在彼の通産ホームランは734本。Hunk Aaronの記録(755)を抜くまではあと22本だ。今年は26本打ったので、来年もう1年やれば通産記録でトップに立てる。しかしBondsを取り巻く環境は厳しい。来年43歳になる。アメリカンリーグのチームに移ってDHになる選択肢もあったが、代理人がアメリカンリーグのチームを調査したところ、今のところBondsに興味を示したところはなかったそうだ。
BondsとしてはGiantsで現役を終えたいと思っている。そうなると功労者だけにチームとしても契約せざるを得ない。しかし年俸はどうする?ここが問題になっているのだ。
Bonds must take less to stay next season
今年のBondsの年俸は1800万ドル。それに対してGiants側は3500万ドルの資金で、一塁手、二塁手、三塁手、外野二人、先発投手が補強対象となっている。さらに捕手と救援投手もよい選手が取れたら取りたいところ。Bondsにこの半分も持っていかれると、2007年の選手補強はできないというに等しい。
そこでBondsの契約は1年契約として、年俸もずっと抑えたいというのがGiants側の思惑。具体的には500万から800万ドルをベースにして、インセンティブをつけても1000万ドルから1200万ドルという範囲に抑えたいというのがチーム側の本音らしい。
Oakland A'sがチームの若返りに成功して、安い給料にもかかわらず今年のAmericanリーグ西で優勝を果たしたが、同じようにGiantsも若返りが求められている。Bondsは今年引退の予定だったはずだが、怪我などの影響で来年も現役を続けることになりそうだが、その給料はかなり抑えられそうだ。
ただ地元でのBondsの人気はすごい。ホームラン数は減ったとはいえ、スイングは鋭いし、なにより四球の多さが彼が恐れられていることをあらわしている。Bondsを簡単に歩かせるのは、足が衰えてきてランナーとしては怖くないことと、彼の後を打つ5番バッターが弱いことがある。Bondsを簡単に歩かせたくなくなるようなバッターを取って、4番に座らせる。Bondsを3番に押しやるくらいのバッターが後に居れば、四球は減って、まだ30本以上はホームランが打てる実力はあると思うのだが。
最近のコメント