San Jose Mercury Newsのビジネス面の記事から
SGI's bankruptcy plan shifts focus from graphics to business services
文字通り訳せば、「SGIの倒産計画が焦点をグラフィックスからビジネスサービスへシフトする」となる。SGI(Silicon Graphics Inc)の再建計画で、ビジネス向けのサービスに特化して、グラフィックスから離れるという意味だ。
SGIの公式サイトによる再建計画はこちら。
SGIと言えば、「シリコンバレーの栄枯盛衰」というストーリーの中で、衰退した会社の代表例に取り上げられる。Mountain Viewに本拠地があるこの会社は、以前はコンピュータグラフィックスの雄で、ハリウッドから莫大な売り上げを得ていた。しかし、PCのグラフィックスハードウェアの出現によるダウンサイジングの波に乗り遅れて売り上げを落としていった。
Mountain ViewにあるGoogleの本社は元SGIのビルである。紫色のビルは、昔のSGIのワークステーションを模している。また同じくMountain ViewにあるComputer Histroy Museumも、元SGIのビルだったところを使ったものだ。
シリコンバレーのプレイヤーとしては「もう終わった」と見られていたが、今回の再建計画ではついにグラフィックスから決別して、サービス会社として生き残りを探るという手に出たことになる。Silicon Graphicsという社名はどうなるのか?
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