今日書いたALCSの相手はTigers に書いた「二題噺」の2つ目。昨日も書いたGoolgeのYouTube買収に関する噂。
Google in talks to buy YouTube
こちらはSan Jose Mercury Newsの記事。GoogleもYouTubeもこの件については何もコメントを発表していないので、まだ噂の段階でしかない。ただ、GoogleとYouTubeというプレイヤーが大物なだけに、いろいろな憶測が出ている。
私が昨日書いたのと同じだが、やはりYouTubeの著作権に関してグレーな部分が大きなネックになるという見方が強い。ユーザはとにかく興味本位でYouTubeを訪れる。例えばアメリカに住んでいても、「亀田オヤジとやくみつるの言い争い」だの「ディープインパクトが負けた凱旋門賞」を見ることができる。大問題になった2004年のスーパーボウルでの「Janet Jacksonおっぱいポロリ事件」だって、YouTubeに行けば見ることができる。
YouTubeの長所はあるビデオに関連するほかのクリップがいくつも並んでいて、すぐに見ることができる。それを見ているうちにどんどん深みにはまっていくという点である。つまりユーザのリピート率が高いのである。それによって、「1日に1億回」もビデオ閲覧がなされているのである。
GoogleがYouTubeを買う意味があるのかと言えばYes。Google自身ビデオ共有サイトを作っている。しかしこの部門では3位で、YouTubeに圧倒的に負けている。Googleは100億ドルを現金で持っており(すごい!)、16億ドルとされるYouTubeを買収することは資金的には可能である。
問題は著作権に関するグレーな部分である。Napsterが出てきて潰れたころに比べると、ビデオコンテンツの共有サイトに対する世間の目は優しくはなっている。映画制作会社がYouTubeにコンテンツを提供しようという話もある。ただ、YouTubeの魅力は「著作権グレー」な部分にあることは間違いない。Googleが買収すれば、その辺はきちんとするのだろうが、そうなると今のユーザが離れずに付いていくのだろうか?
最近のコメント