Bondsは残留（かな？）

少しずつだが時差が取れてきて、ようやくアメリカの生活に慣れてきた。スポーツ関係ではNFL(49ers）ばかり見ている。去年のどうしようもない状態からはかなり良くなっている。かなり難しいがまだプレイオフ進出の可能性があるので頑張って欲しいところ。

さて、野球（MLB）はウィンターミーティングが行われているが、まだまだ来年に向けての戦力作りが行われている段階だ。松坂や井川など、日本の高いピッチャーを取っているのは東海岸のチームばかりで、西海岸のチームにはなかなか縁がない。

Oakland A'sはどうやらSan Diego PadresのMike Piazzaを取ろうとしているようだ。Piazzaといえば、野茂が最初にDodgersで投げていたときの捕手。キャッチャーとしての峠は過ぎており、A'sはFrank Thomasの後継、すなわちDHとしての期待をしている。

もしPiazzaがA'sに入れば、BondsのA's入りはなくなり、ほぼこれでGiantsに戻ることになるだろう。Bondsは今年FAとなったが、年齢的な衰えは明らかなので、YankeesやRedsoxなどの金満球団が大金を積んでくれることはほぼ不可能。Giantsには愛着はあるが、アメリカンリーグのチームでDHをやった方がホームランの数は増える。こういう思惑があったはずだ。となるとGiantsの隣にあるA'sはその大きな候補になっていたはず。しかしA'sはマネーボールで有名なケチGM Billy Beaneがいる。そう簡単にBondsが要求する大金を払ってくれるわけではない。

というわけで、「どこもBondsを取ってくれない」という状況になれば、SF Giantsとしては球団一の人気者を「適切な年俸で」雇いやすくなる。ただ、これでGiantsが最近課題としている若返りが遠のいてしまうことになってしまうが。