こちらの写真は以前競馬場でもボブルヘッド というエントリーで紹介したもの。競馬場で観客へのプレゼントということでもらったRussel Bazeというジョッキーの人形で、その時本人からサインしてもらったという話をここに書いた。そのRussel Bazeが昨日のレースでButterfly Belleという馬で9531勝目を上げて、ついに勝利数で世界一になったのだという。
まずこの記録がどれだけすごいかというと、Bazeに抜かれて2位となったのがLaffit Pincay Jr.(9530 通産勝利数、以下同じ)。3位がBill Shoemaker(8833)、4位がPat Day(8803)。昔日本で競馬をやっていたので、この辺の名前はよく聞いたものだ。PincayとShowmakerはほとんど伝説の人。Pat Dayもかなりのベテランだったがまだ現役だった。5位がDavid Gall(7396)、6位がChirs McCaroon(7141)。おー、タマモクロスとオグリキャップが負けたペイザバトラー(1988年のジャパンカップ)のジョッキーじゃないか。7位以下Angel Cordero Jr.(7057)、Jorge Valesquez(6795)、Sandy Hawley(6449)ときて、10位がEarlie Firesの6403勝。
Bazeと10位のFires以外は引退したジョッキー。つまり今後Bazeは1人記録を伸ばし続けていくだけ。その後、Firesとの間には3000勝以上の差があり、Bazeが引退するときの記録それはすなわち世界記録になるのだが、それは当分の間破られることはなさそうなのだ。
Bazeが所属するのは北カリフォルニア地区(Bay MeadowsとGolden Gate Park)なのだが、ここはSanta Anitaなどを抱える南カリフォルニアに比べると圧倒的に小さくレベルも低い。クラシックなどの大レースに出る馬がなかなか出てこない。そんな中、小さな勝利を積み重ねた彼の記録は大きい。
Bay Meadows競馬場には年に2回くらいしか行かないのだが、いった時はいつもBazeに注目している。彼が勝つか負けるかで、馬券は本命サイドになったり穴になったりする。今にして思うとあのボブルヘッド人形を配った日に言っておいて良かった。次の目標は10000勝。順調なら1年半くらいで達成できそうだ。
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