疲れた。と言っても本当に疲れたのは一昨日と昨日。15(火)、16(水)の二日間にわたって、会社でワークショップが行われた。研究所だけではなく、ビジネスの人も来ていたし、マーケッティングの人も来ており、かなり盛況な会合だった。Yosemiteという研究所内で最も大きな会議室が使われた。この部屋は多目的に使われるのだが、人数が少ない時は椅子を減らしてテーブルが使われる。しかし今回はそのテーブルを入れるスペースがなく、椅子だけだったのでメモと取ったり、ノートPCを使ったりするのも一苦労だった。
何よりも、発表者が多かったのに二日間に詰め込んだため、初日も二日目も朝7時半が開始だった。最も7時半には朝食が出るだけで、最初のスピーチは8時から始まるのだが。東海岸から来ている人は時差的に楽なのだが、現地でいつもは9時過ぎに出勤している身としては、逆にこっちが東海岸に出張しているようなものであった。
ふだんはあまり会う機会のない社内の人と会えるのがこのワークショップの楽しみなのだが、今回一緒に分科会に出ていた人が面白かった。所属は研究所で私と同じ。しかし場所がVermontとある。Vermontというのは東海岸のNew Yorkの隣にある州。たしかVerは緑で、montは山という意味だ。緑に囲まれた環境のいいところ、別の言葉では田舎である。そんなところに研究所はない。
ある人に聞いてみると、「ああ、彼は遠隔通勤(Tele Commuting)だよ」とのことだった。CaliforniaからVermontに引越したのか、田舎に引っ越すので通勤がフレキシブルな研究所に異動したのだろう。ウチのグループにいるWashington州からの遠隔通勤している人(彼は今回発表があるので、Palo Altoまで出勤してきていた)もすごいと思ったが、Vermontは距離もある上に時差が3時間ある。
ウチのマネージャーがそのVermont男に言った。「ミーティングの後で話がしたい。アンタが森に帰る前にな (before you go back to woods)」 最新のコンピュータシステムも、森の中にいる人が考えているのかと思うと面白い。
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