「アメリカ人は肉ばかり食べている」とか「コーラとハンバーガーばかりで健康に悪そう」と思う人がいるかも知れない。そういう人がいないことはないが、ベジタリアンもたくさんいるし、Organic(無農薬)にこだわる人もおり、食事に対する嗜好は、日本人のものよりもはるかに幅が広い。
カリフォルニアは健康志向が強く、肉をバクバク食べるというのはむしろ少数派である。ビーフを食べない人(これはヒンズー教のインド人が多い)、豚を食べない人、肉を食べない人、特別な処理をした肉しか食べない(イスラム、ユダヤの人)などがいる。またベジタリアンでも卵がOKか駄目か、バターは許す・許さないなどいろいろなバリエーションがある。
その中で、会社の同僚のRさん(となりのプロジェクトのマネージャー)はすごい。我々がカフェテリアの庭で昼食を食べていると、たまに一緒に入ってくるのだが、彼はカフェテリアの食事は取らない。いつも自分で弁当を持ってくる。そのメニューはいつも同じなので、覚えてしまった。まずタッパーにサンドイッチが入っている。あまりマジマジと見たことはないが、トマトと何かの野菜が入っている。それにビニール袋に入れた野菜、市販のヨーグルト1個、それにプラスチックのコップに入った水1杯である。
問題は「ビニール袋に入れた野菜」なのだが、これはきゅうりだったり、ニンジンだったり、カリフラワーだったりするのだが、生で何の味付けもしていない。それをジップロックの袋に入れて持ってきて、ひとつひとつ手でつまんで食べているのだ。野菜をかじるとシャリシャリと音が聞こえてくるのだが、味のついてない生ニンジンとかカリフラワーをかじっているので、非常に不味く聞こえる。彼はいつも野菜は全部食べているのに、サンドイッチは半分残して持って帰る。
同じベジタリアンでもインド人の場合は、野菜をいろいろな形で調理しており、ちゃんとした料理になっている。あれはベジタリアンとしての歴史が感じられる。しかしこのRさん(白人)は別の意味で極端に走ったベジタリアンということなのだろうか。
ちなみに彼が行かない会社のカフェテリアのサラダバーには、キュウリの他に、ブロッコリー、グリーンペッパー(ピーマン)、マッシュルームが生で出されている。日本のピーマンは生では苦すぎると思うが、アメリカのピーマンはずっと肉厚で味が薄い。だから生でも食べられる。でも私はさすがにそのままでは食べられず、ドレッシングなどで味をつけてしまうのだが。
はなびしさんのおっしゃるとおりだと、私も思っていました。健康的なアメリカ人の人、特にご老人を見ていると、野菜を中心にした食事をしています。日本食と比べてその栄養価はどうなんでしょう。私は海草やお魚、ほどほどの野菜の入った日本食に軍配があがると思うのです。が、日本の土でとれた野菜とアメリカの農地でとれた野菜の栄養価を比べると、アメリカの野菜の方が栄養価が高いと書いてある記事を見たことがあります。ということは、アメリカに住んでいる私たちは得してる?
投稿情報: mmm | 2007-05-03 11:33
「肉ばかり食べてる奴」より「野菜ばかり食べてる奴」の方が健康的で長生きするのは当然でしょう。言いたいことは、同じ野菜を食べるにしても、もうちょっと美味しい食べ方があるだろうっていうことです。「自然に近い形で食べたい」と思ってるのかもしれないけど、生でニンジンをかじってる奴を見てると、「オマエはウサギか?」と言いたくなりますね。
栄養価のことはよく分かりません。あるとしたら土壌の差かな?日本は今や魚でも野菜でも世界中から輸入しているのだから、栄養価の評価が公開されたら、健康にいいものが求められると思いますけどね。
投稿情報: Jabroni | 2007-05-04 01:04