MLBのSan Francisoc GiantsのYabu(藪恵壱)が中継投手として頑張っている。
Giants' Yabu earned roster spot, then a key spot in bullpen
San Jose Mercury Newsに記事まで出ている。
藪は2005年にアメリカに渡り、Oakland Athleticsにいた。このときはセットアッパーながら4勝を上げたが、クビになった。2006年はRockiesに移籍するもメジャーに上がれず。2007年はメキシコリーグでプレイしていた。今年はGiantsのキャンプに参加し、最後の最後にメジャー枠25人に残った。その後中継ぎで1勝を上げたが、次の日にマイナーに落とされたりしたが、その後またメジャーに復帰している。
アメリカでは先発ピッチャーは勝っていても負けていても100球投げると交代する。これはよっぽどのこと(たとえばノーヒットノーランがかかっているなど)がない限り、決まっている。Bostonの松坂が玉数が多く、「もっと投げたい」と言いながらも降板してしまうのはこのためだ。MLBではシーズンを通してほとんど休みがないし、先発ピッチャーは中4日のローテーションで回っているためだ。先発が降りると、点差によって中継ぎ投手が1回か2回出てきて交代する。9回で勝っていたら、クローザーが出てきて押さえる。大体このような感じで進む。日本のようにワンポイントリリーフのような交代はほとんどない。
Giantsの藪は中継ぎだが、ほとんどは負け試合、または同点の場面で出てくる。勝ち投手になるチャンスはあまりない(チームが逆転してくれた時だけ)が、2勝を上げている。ベイエリアの2チーム(AthleticsとGiants)では唯一の日本人選手なので、頑張ってもらいたいもの。
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