5/19のエントリ にも書いたSaravanaa Bhavanに再び行ってきた。
上の写真は携帯で撮ったのでかなり見にくいが、店の看板。ここに来るときはいつもデジカメを忘れてしまう。
今回は夕食。日曜日の夕食は混むだろうと思っていたが、7時半ごろ着いたら案の定たくさんの人が入り口の前で待っていた。そのほとんどがインド系の人たち。シリコンバレーにはインド人が多いのだが、これ程インド人密度の高いところはなかなかない。ヒンズー教の寺院というのもあるそうだが、行ったことはない。我々が行けるところで、インド人比率がもっとも高いのはここかな?夕食は家族連れが多く、年寄りや生まれたばかりの子供を連れてきている人が多い。
店が広いので、行列ができていてもどんどん客がはけていく。かなり行列ができていたが、20分ほどで入れた。今回頼んだのは、Rasa Vadaというスープ。これは「Lentil Fied Doughnut immersed in mild spicy South Indian Soup」、訳すと「中辛の南インドのスープにレンティルの揚げドーナツが入ったもの」。カレースープに浸してあるので、ほとんどカレーの味しかしないが、食感はたしかにケーキというかドーナツみたいなものだった。でもレンティルって豆だったよな。こんなドーナツみたいなものが作れるのか。
メインはDinner Mealというものを頼んだが、これは前回頼んだSpecialと同じようなもの。どういうわけか、Specialはランチ限定で、Dinnerはそれより安く品数が少ない。
インドのベジタリアンは宗教的な意味がある。そのためかこの手のベジタリアンレストランではビールなどアルコール類を出さない。肉も酒もないというのは、なんとも味気ない気がするのだが、このインドの野菜の料理は本当に奥が深く、食後に満足感が得られる。それこそインド料理は何百年もの間、伝統の味というものを保っている。
それに比べて「日本料理」ほど変化が激しいものはない。もともと外の食文化を取り入れるのが好きな上に、日本人は味にうるさくその上新しいもの好きときている。かくして日本の料理は日進月歩。戦争前や明治維新前に日本人は何を食っていたのか?今の時代とは相当違うものであったに違いない(メニューは同じでも味が変わっているだろう)。それほど昔にさかのぼらなくても、10年という単位で考えても日本の食生活はどんどん変わっている。ちなみにシリコンバレーにはすし屋がたくさんあるのだが、そのほとんどの店で「天ぷら」を出している。こちらの人にとって、「日本食とは寿司と天ぷら」というイメージが強く、日本レストランに行ったらその両方が食べられるものという思いが強いのかも知れない。日本ではこの2つは全然業種が違うのだが、10年もしたら日本に天ぷらを出すすし屋が逆輸入されたりはしないかな…
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