Podという英単語は植物の「鞘(さや)」、蚕の「繭」というのがもともとの意味だそうだ。そこから転じて「容器」という意味にも使われるらしい。
TightPodというサイトがある。ノートPCのカバーを売っている。サイズと色デザインを選んで買うことができる。問題になるのは、このPodという単語。Apple のiPodに含まれている。
Business Digest によれば、Apple ComputerはこのTightPodという言葉を使わないように頼んだ。TightPodという名称は、このサイトのオーナーのTerry Wilsonさんが商標登録をしていて、アメリカの特許局が認可することが決まった。そのためAppleは金で解決した。要はこの商標権を買い取ったということらしい。
TightPodのウェブサイトを見ると、
Sometimes a big protective bag just isn't enough. The TightPod is a
bright and fun way to protect your laptop from the other gear in your
bag.
と書いてある。「ノートPC(Laptop)をカバンの中に入れておくと、他のものとぶつかって傷がついてしまう。そこでこのTightPadというカバーに入れておけば安心」という意味。なるほどここから「強い繭」という意味のTight Padとうい名前がきているのか。
iPodは音楽を入れて持ち運ぶ「携帯音楽プレイヤー」だが、「繭」というのは色と形からきているのだろう。それにしてもブランドを守るためにここまでするというのは、iPodがそれだけ売れまくっているということなのだろう。
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