両親にGlacier Pointを見せたくてYosemiteまで来た。今回は土日なので公園内の宿は取れなかった。公園の外れにあるEvergreen Lodge に泊まった。土曜日の朝、車で公園に入り、まっさきにGlacier Pointに向かう。好天に恵まれて、Half Domeを望む景色は絶景。
やっぱりYosemiteはいいなあ・・・
両親にGlacier Pointを見せたくてYosemiteまで来た。今回は土日なので公園内の宿は取れなかった。公園の外れにあるEvergreen Lodge に泊まった。土曜日の朝、車で公園に入り、まっさきにGlacier Pointに向かう。好天に恵まれて、Half Domeを望む景色は絶景。
やっぱりYosemiteはいいなあ・・・
日本から家族が来たというので、1日会社を休んでSan Francisco観光に連れていった。幸いなことに天気がよく、まず車で101を北上。高速がなくなっても引き続き101(地上ではVan Nessという名前の道になる)を進み、Golden Gate Bridgeを越えたところにあるVista Pointに行く。その後SF市内に戻って、Pier39の駐車場に車を停めて食事。それからボートに乗って、Arcatraz島へのツアーにいった。
アイスクリーム工場を見た後は、まっすぐBurlington飛行場に向かい、帰路に着く。先に書いたように、Burlingtonからシリコンバレーに直行便はない。帰りもBoston経由で帰るのだが、ここでひと騒動。
Trapp Family Lodgeに来てはみたが、雨のためほとんど何もできない。帰りも雨が降っていたが、Stoweの町の南端、I-89という高速道路に乗る直前のところにあったのがBen & Jerry Icecreamというアイスクリーム工場である。
日本から両親が来た。しばらくはその世話をしている。今回彼らと一緒に来たのがVermont州Stoweというところにある、Trapp Family Lodge というところ。Trappファミリーというのは、映画Sound of Musicに出てきた子沢山の一家のこと。あの映画の舞台はヨーロッパだが、あの兄弟のうちのMariaという女性がアメリカに移り住んだのが、Stoweという町。そのMariaの子孫が経営しているのがこのTrapp Family Lodgeというところである。
Jacksonで最後の夜を過ごした翌日、このツアー最後のイベントは化石掘りだ。
場所はUlrich's Fossil Quarries(またはGallery) というところ。何度か書いたとおり、Wyomingは全米一人口が少ないのに、やたらと広い。そのためにYellowstoneやGrand Tetonのような国立公園が残されているのだが、それ以外はひたすら草原に道が通っているだけのところだ。
Jacksonから89号線、30号線を南下していくとWyoming州の南西の角あたりにKemmererという町がある。このちょっと西にFossil Butte National Monumentという化石の国定公園がある。しかし今回訪問するのはその公園ではなく、目の前にあるUlrich's Fossil Quarriesである。子供の時から化石が好きだったCarl Ulrichさんが作った化石の採取場および研究所といったところか。最初の写真がその外観。上の階はUlrichさんの家になっている。1階の工房(石を削って化石を抽出したりする)に入ると、2番目の写真のような魚やヤシの葉の化石が置かれている。
見学が終わったら化石掘りに出発だ。4輪駆動車に分乗して、採取場に向かう。国定公園とは30号線をはさんで反対側の斜面に行く。写真のように青空の下、何もない山を登っていく。舗装されていないため、土煙がすごい。採取場は工事現場の什器がいくつか並んでいたが、その横に車を止めた。この什器は粘土の岩をカットするためにあるようだ。
左の写真の向こう側が化石の入った岩。おそらく什器で表面を削ったのであろう。ここは薄い岩が何重にも堆積した地層である。向こう側の壁に横の縞が見えるであろう。縦に入ったヒビは採取用に入れたものと思われる。この土地で魚の化石が出るのは、何千万年前この土地が海だったことを意味する。その後海が隆起して陸となり、さらに断層によって、この何千万年も前の地層が地上に現れたのである。係員の人からBradeという長い鉄の板を借りて、この地層のやわらかそうな部分に差し込む。Bradeを何本も刺して、「セーの」の掛け声とともにそのBradeをひねると、地層をはがすことができるそうしてはがしたのがこの写真だ。これは3,4センチくらいのものだが、ここにまた10層くらいに分かれる。Bradeを使ってこれを注意深くはがしていくと、中から魚の化石が現れる。たいていは3,4センチの小さな魚だが、中には20センチ以上もする大きなものが出ることもある。小さい魚は薄っぺらなのだが、大きな魚は骨の部分がしっかりとしていて立体的である。ただし、この岩盤は粘土質で非常にもろい。すぐに割れてしまい、大きな魚を無傷で取り出すのはなかなか難しい。この写真で左の方に青いスプレーで印がつけてあるが、ここにはヤシの葉の大物があるとのことで、我々には触らせてもらえなかった。しかしヤシのすぐ横で魚の化石が出てくるのも不思議だった。
最後は切り出した化石を左の写真のようにのこぎりで適当な大きさに切ってくれて、それをお土産として持たせてくれる。掘り出している最中は「大物を見つけてやるぞ」と夢中になるのだが、こうして切ってもらったものを箱に詰めているころから意識が醒めてくる。「こんなもの持ち帰ってどうしよう?」と。
とりあえずその場で捨てるには忍びないので持って帰ってはきたが、5000万年前のものとは行っても、魚の形ついた石なのだ。それも固くておいておければよいが、もろくて埃っぽいのでどうしたものか困っている。
◆
埃で泥だらけになったところで、ツアーのイベントはすべて終了。この後は高速のUS-80号線まで出てそこからSalt Lake Cityに行き、ホテルで解散となった。Salt Lake Cityはご存知のようにモルモン教の総本山があるところ。市民が皆信心深いため、ついた日曜日はどの店も閉まっていて、レストランを探すのにも苦労した。特記することもないので、この旅行記もここで終わりとしよう。 (終)
Grand Tetonを出た我々はそのまま89号線を南下する。するとすぐにJackson Cityという場所に着く。ここが我々ツアーの4日目の宿(Painted Buffalo Inn)があるところだ。ここでは昼食と町の観光は自由時間となり、夕方「ウェスタンショー」を見るために再集合となった。
という劇団というか会社なのだが、配られたブローシャーを見ると、Jim and Donna Thomasという夫婦が経営者である。というよりも、ここはこの夫婦を中心としたファミリーが経営している。まず集合場所で、妻のDonnaが客に挨拶をする。何でも19世紀にNick Wilsonという人がこの地に農場を開いたのが始まりだとか。そのNickおじさんは幼少の時にShoshoneインディアンの養子になり、子供時代をインディアンとして過ごした。Bar-T-5というショーができたのは31年前で、Jackson Hallにある劇団の中では最も古い。自分には子供が3人いて、長女は結婚して子供が2人、長男にも2人の子供、次女はもうすぐ結婚する。長女は3人目を妊娠中。最近できた動物保護の法律が施行されると、動物を使うショーは続けられなくなるだろう。てなことを社長のDonnaがとうとうと述べた後、ようやくスタートとなる。
といっても、まずは左のような幌馬車に乗って、会場に移動する。Bar-T-5の会社は町外れにあるのだが、そこからさらに舗装されていないあぜ道を15分ばかりかけて行かなければならない。客は大入りで、10台の幌馬車が全部使われた。1台あたり20人に乗りなので、200人はいる計算になる。
馬車の横には係員が馬に乗って帯同している。そのうちの一人はJimとDonnaの長男らしい。写真にある親父にそっくりだ。しばらくすると、周りにインディアンの格好をした人(といっても白人なのだが)が馬に乗って、幌馬車を「襲って」くる。我々の馬車にはインディアンではなく、Trapper(Grand Tetonの項参照)の格好をした人がやってきて、なにやらわめいていた。
会場に着くとまずテーブルに着席させられ、Jimが出てくる。I am the owner's husband. つまり、「オーナーの夫です」と挨拶。Nick Wilsonの子孫はこのJimなのだが、妻Donnaの方が実質的に家族も会社も仕切っているということらしい。ここでまず、食事となる。会場の奥にカウボーイの料理場みたいなのがあって、客はその料理をもらいに並びに行く。写真がその料理。煮た豆に、チキン、ビーフ、サラダ、それにパンが一切れ。こういうところであまり美味いものは期待できない。
さて、食事が終わるとショーが始まる。Jimが何か喋り始めると、さっきのTrapperの格好をした男が馬に乗ってやってきてピストルを鳴らす(もちろん空砲)。そして「俺は嫁を探しにきた」とか言って、客の女性を探し始める。こいつは歳取りすぎてるだの、小さいだの好き勝手に客をいじって、最後に一人前に連れて行く。「馬に乗るためにはO脚じゃないといけねえんだ」てなことを言って、足を調べたりとしょうもないことをやって、この男は去っていった。
その後は左のような4人の楽団によるコンサート。もう周りが暗くて写りが悪いのだが、4人のうち、一番右がJimのいとこだそうで、この人が作った曲をみんなで歌っている。左から2番目の若い男が山向こうのIdahoから来たというので、「こいつはIdahoの田舎から来た」「馬に乗れない」などと馬鹿にするシーンがあった。これらはもちろんすべて英語でやってるのだが、事前にJTBのガイドさんがネタの説明をしてくれていた。このIdahoの青年を馬鹿にするシーンは、「New Yorkの人がNew Jerseyの人を馬鹿にしたり、東京の人が埼玉県民をからかうようなもの」ということであったが、全米一人口が少ないWyomingの人がIdahoの人を田舎もの扱いするという構図がよく分からなかった。
ショーの最後になると、「オーナー」のDonnaさんが再度登場して、挨拶、そして歌を歌って、ショーはおしまい。その後全員をまた幌馬車で送り出すのだが、その間にDonnaさんは車で店の方にもどって、売店で接客をするという大車輪の活躍ぶりだった。
ショーとしては「B級」と言わざるを得ないのだけど、家族でやっている手作り感覚があって、ほのぼのとした感じがする。
ツアーの4日目も早起きして集合。この日は89号線に乗ってYellow Stone National Parkを出て、その南にあるGrand Teton National Parkに行く。この2つの国立公園はセットになっていて、車は1回入園料を払えば両方に行くことができる。Grand TetonはMt. Moran、Grand Tetonなど高い山々が名物となる。
このGrand Tetonが国立公園になったのは1929年。Yellow Stoneより57年も後。この場所は1800年代後半にビーバー狩りでにぎわったところだと言う。当時ヨーロッパでビーバーの皮をなめしたフェルトの帽子が流行したため、ビーバーが多くいたこの地に多くの男たちが金儲けのためビーバー狩りにやってきた。ビーバーを捕る罠を仕掛けるので、Trapperと呼ばれた。
そんな彼らが女性から離れて長期間この地でビーバー狩りをしているときに、向こうに見える山々が女性の「おっぱい」に見えたのだとか。ヨーロッパから来ていたTrapperも多かったので、フランス語でおっぱいを意味するTetonの名がついた。それが左の写真の山なのだが、そう見えるかな?ちなみにこの写真の中の一番高い山がこの公園の名前にもなっているGrand Tetonである。
ともかくこのような「山師」がたくさん入ってきた場所なので、1929年に国立公園にするときにはすでにこの土地はかなり個人に占有されていたとか。政府が個人の土地を買い上げていったが、なかなか売らない人もいた。そこで政府の高官が当時の大金持ちのJohn D. Rockfeller Jr.に依頼してこの土地の買い上げを行ったのだとか。そのため、Yellow StoneとGrand Tetonをつなぐ道路はJ. D. Rockfeller Jr Memorial Parkwayという名前が付いている。ともかく、そういう金持ちの説得にも応じないで土地を持ち続けた人もいる。そのため、国立公園でありながら0.4%は個人の土地になっている。
そんな話を聞きながら89号線を南下していくと、右側にはJackson Lakeという湖が広がり、その向こうにGrand Teton、Mt. Moranといった山々が見える。バスの中からでも絶景であることが分かる。
Jackson Lake Lodgeという小さなホテルでバスを降りる。このホテルのロビーを通りぬけると、西側の壁が大きなガラス張りになっていて、美しい山々が見える。そこから外に出て撮ったのが左の写真。もう絶景というしかない。左に見えているのがGrand Teton、右がMt. Moranである。この写真ではMt. Moranの方が高く見えるが、実際にはGrand Tetonの方が高い。このMoran山はYellow StoneのArtist Pointで滝の絵を描いたあのMoranの名前がつけられている。
その後、Jenny Lakeという小さな湖(Grand Tetonにもっとも近い)に寄ったあと、Church of Transfigurationという礼拝堂を見る。ここは地元の人が利用している小さな教会だが、この絶景の中にあると「絵になる」教会だ。
最後はShane Point。これは実際には名前のない場所なのだが、Antelope Flats Roadというところに古い建物が建っている場所がある。ここは映画「Shane」のラストシーンで少年が Shane, Come back!と叫ぶ場所である。映画で使ったセットはなくなっているが、このように開拓時代の建物を建てて保存している(実際には使っていない)。
Grand Tetonは国立公園の中に私有地やダム、飛行場があるなどちょっと趣旨に合わないところを含んだ国立公園である。しかし美しい山の風景を見ているだけでそんなことは忘れてしまう。
Yellow Stone National Parkの二日目。今回の旅行の中で唯一2泊するところなので、この日は一日中Yellow Stoneを観光することになる。
最初のポイントはFountain Paint Pots。今日はYellow Stoneの中だけでもたくさんのポイントに行くというので、ガイドに気合が入っている。お陰で早朝7時半集合というスケジュール。周りは温泉が沸いているが、気温はまだ低い。森を見ると左の写真のような風景だ。
Paint Potsというのは絵の具のビンといったところか。沸いてくる温泉が濃くにごっており、茶色い泡が出てきている。日本にある「坊主地獄」に近いか?ここも地面が熱いので、木で回廊が作られている。ここを歩き終わると朝霧も引いてようやく目も覚めてきた。
お次はMonmouth Hot Spring。マンモスの化石が出たわけではなく、広大な場所にくさん温泉が沸いている。スケールが大きいのでこの名前が付いたのだという。ここは写真のように斜面が段々畑のようになっていて、そこにまたSpringやGeyserが文字通り湯水のように湧き出しているところである。ここはマンモスという名がつくだけあって、かなり広く、中が4つか5つの領域に分かれている。斜面でもあるので、まずバスが斜面の上につけてくれて、そこから回廊を歩く。どんどん下りていってMonmoth Hot Springが終わると、そこにバスが先回りして待っていてくれる。
下りるとドライバーのSusanはバスではなく、こちらの方まで歩いてきて待っていた。「あっちの斜面に鹿がいるわよ!」と言う。温泉が沸きだしていない、草の生えた山の斜面にたしかに鹿がいる。Deerと言っていたが、角が生えていないのでメスらしい。しばらく見ていると、「あっちにオスがいる」という声がしたので、さらに移動。すると写真のように建物(公園を管理する人の家だそうだ)のひさしの陰でElkのオスが休んでいた。大きな体で堂々としている。周りによってきた人間はちょっと離れてカメラを向けている。その数30人くらいだろうか?オスのElkはまったく人間に動じることなく、悠然と座っていた。
Monmoth Hot Spring を出ると突然渋滞になった。この地で車が渋滞するのはたいてい動物が原因になる。前方の車の前を見ていると写真のように2頭のバッファローが悠然と歩いていた。バッファローのメスは集団で行動するので、このように単独行動をしているのはオスなのだとか。ともかく歩いてみたり、突然走ってみたりと人間のことをお構いなしに車道を進むバッファローであったが、やがて疲れたのかわき道にそれてくれたので、車が抜かしていった。
その後、Canyon Villegeで昼食をとり、午後はその近くにある滝を2つ見た。まずUpper Fallというのを滝の上と下から見る。このUpper滝は落差が33メートルということでそれほど大したことはなかった。下流にあるLower Fallは落差90メートルある。
このLower滝はかなり離れたArtist Pointというところから見る。すると左の写真のように非常に美しい光景が見られる。素人の私が撮ってもこのくらいの写真が取れる。昔YellowStoneがアメリカで最初の国立公園になるときに、ここに来た探検隊があまりの美しさに感動して、政府にここを保護するよう働きかけたそうだ。しかし政治家や政府高官は遠く東海岸にいたため、カメラマンと画家を連れてきてこの風景を写真(当時は白黒)と絵に描かせてそれを見せて政治家たちを説得したのだとか。そのとき呼ばれた画家がThomas Moranという人で、彼がこのポイントで描いた絵が有名になったので、この場所もArtist Pointという名で呼ばれるようになった。ここには今でも多くの人が絵を描きに来ていた。
次は、Haden Valleyという平原でバッファローの群れを見た。ただ、さきほど道路の上で歩くバッファローを抜かすときに間近で見ていたので、遠くにいるとあまりありがたみがなかった。Mud Volcanoはまたまた温泉がいくつも沸きだしているところだが、その名のとおり泥の水が出ているMud Volcanoと、竜の口のように見えるDragon Mouthという二つだけ見た。ここはYellowStoneの温泉の中でも硫黄の匂いが強い。その後Continental Divide(大陸分水嶺。池だが、ここから出る2つの流れが太平洋と大西洋に分かれるというもの)、Kepler's Cascadeという滝を見て、長い長い1日は終わり。またSnow Lodgeに戻って一泊した。
Codyを出た後は14号線をまっすぐ西に向かって走り、午後2時半にYellow Stone National Parkの東口に入場。Yellow Stone NPは東、北東、北、西、南と5つの入り口がある。今は9月の初めだが、10月になると雪が降り始めて道路が閉鎖される。そのため北以外の入り口は閉鎖されてしまうのだそうだ。入ると写真のようなバッファローがいる草原と、林が交互に現れる。林は1987年の火事で焼けてしまったが、すでに新しい木が生え始めて、新しく森が生まれ変わっている。
しばらくするとYellow Stone Lakeが道の左に現れる。突き当たったところを左に曲がり、湖に沿って走るとWest Thumbというポイントに付く。Yellow Stone Lakeは左手をおいた格好になっていて、その親指の先にあるからこの名前が付いている。でも人間の手には見えない。あえて言えば恐竜の手か?ここに1キロほどのトレイルがある。ここを歩いてみると、火山活動が盛んで、温泉が湧き出している場所がいくつもある。間欠泉がGeyser、常に湧き出しているのがSpringである。温泉の温度によって、中で生息できる藻やプランクトンの種類が違い、それによって色が違う。そのため、黒、青、赤、黄、緑と色鮮やかな温泉がいくつも見られる。例えばBlack Poolという名の温泉があるが、以前は黒いバクテリアがいた。しかしその後水温が上がって今は鮮やかな青になっている。
その後ようやくこの日と次の日の2泊するOld Faithful Innに到着。宿の目の前にOld Faithfulという間欠泉がある。Faithfulとは「忠実な」という意味だが、決まってある時間になると噴出するという間欠泉である。もっとも噴出の間隔も長い時間によっていろいろ変化しており、現在は92分に一度というタイミングになっている。宿についてしばらくすると噴出がある(フロントには次の噴出時間が表示されている)というので、さっそく見に行った。Old Faithfulの周り100メートルくらいは立ち入り禁止で、その前にベンチが並んでいる。何度か小出しした後、写真のように大きな噴出が始まった。
その後はOld Faithfulの裏に回りこんでGeyser Hillというトレイルに行く。ここはWest Thumbよりも広く、温泉がたくさん湧き出しているところである。日本人だったら温泉に入りたくなるだろうな。しかしここで出ている温泉は熱くとても入れない。その代わりお湯が澄んで底が見えていたり、青だったり黄色だったり緑だったりといろんな色が見える。また間欠泉だったり、湯気だけ出ているものとかいろいろな種類のものが見える。写真はCastle Geyser(城泉)と名づけられたもので、城の形をした岩から湯気が出ている。これも2時間おきに噴出する(見なかったが)。
この後は宿(Old Faithful Innの別館のSnow Lodge)にて食事して、泊まる。食事はガイドが進めたステーキを食べてみたが、アメリカンサイズででかいのなんの。健康志向の強いカリフォルニアで生活していると外食しても量はそれほど多くないが、ここではアメリカの標準サイズなのだな。たらふく食べた後で見た夜空には天の川(Milky Way)がはっきりと見えた。
最近のコメント