「酒とつまみ」の第10号を読んでいる。1月に日本のアマゾンから注文したものだ。この同人誌、昔はアマゾンでは買えなかった。一般の書店にも出回っていなかったらしく、編集部にメールを出して購入方法を聞いた。郵送はするけど、支払いは郵便振込みという、恐ろしく古典的な販売方法だった。もちろんアメリカから振り込むことはできないので、実家に送ってもらって、親に振込みとアメリカまでの郵送を頼んだものだ。
「酒とつまみ」の第10号を読んでいる。1月に日本のアマゾンから注文したものだ。この同人誌、昔はアマゾンでは買えなかった。一般の書店にも出回っていなかったらしく、編集部にメールを出して購入方法を聞いた。郵送はするけど、支払いは郵便振込みという、恐ろしく古典的な販売方法だった。もちろんアメリカから振り込むことはできないので、実家に送ってもらって、親に振込みとアメリカまでの郵送を頼んだものだ。
昨日金曜日はRachael Rayのサイン会というのに行ってきた。
場所はPalo AltoのStanfordショッピングセンターにあるBooks Incという本屋。ここでRachaelの本を購入するとチケットがもらえた。チケットがあっても、結局は30分くらい並んでもらえた。彼女は土曜日もSan Joseの台所用品のお店でサイン会があったはず。今この辺を巡業しているのだろう。
読みました、渡辺千賀著「ヒューマン2.0」。先週の土曜日にJTPAのシリコンバレーツアー打ち上げと、渡辺千賀(JTPAの代表)さんの出版記念パーティーに出席した。知人が書いたシリコンバレーの本なので買わなければと思いつつも、パーティーまで買うチャンスがなかった。結局パーティーの現場でようやく購入したのであった。
この本は非常に面白い。シリコンバレーの住民の生態を面白おかしく書いているのだが、彼女の文才によって、非常にユーモラスに書かれている。
アメリカもシリコンバレーも全く関係ない話。ちょっと前の話になるが、酒とつまみの第9号が来た。この雑誌の存在を知ったのは「タモリ倶楽部」であった。近所の日系スーパーのビデオ屋で「タモリ倶楽部」を借りて見ている。そこで紹介されていたのが、この超マイナー雑誌の酒とつまみであった。その後Podcastingのストリームでも紹介されていたので、買って読みたくなった。
先日Stanford Shopping Center(これはスタンフォード大学が構内の一部を開発した、高級ブティックが並ぶショッピングセンター)の本屋に行ったとき、この本を見つけた。書籍のカテゴリーとしたが、実際にはパズルの話題です。
こちらの書籍は再販制度がないので、売れ残ったのは本屋が独断で安売りする。この本もそのうちの1つで、6.98ドルの特価シールが貼られている。元の値段はどこにも書いていないので分からない。
A'sが相変わらず調子に乗り切れないとか、49ersが戦力補強をしているとか、San Franciscoのさくら祭に行った話とか、書きたい話題はあるのだが、もうちょっと「マネーボール」の話を引っ張る。
Billy Beaneの革新的な球団経営手法が、最初は旧来の勢力に認められなかったものの、次第に成果が上がるとともに注目を集め、MLBに広まりつつあるという話。
今日は出かけていて野球を見ることができなかった。Athleticsは救援の切り札のHuston Streetが打ち込まれて負けてしまったようだ。それにしても同じ地区の最下位のTexas Rangersに1勝2敗は痛い。
昨日に続いてマイケル・ルイスの「マネーボール」の話。
Oakland AthleticsのGM Billy Beaneが盗塁と犠牲バントを軽視し、出塁率と長打率にこだわるようになったのは、過去の試合を調べ上げて、それがチームの勝利に貢献することに気付いたからだ(ついでに言うと、他チームでは見落としているため、そういう選手の年俸は安いので取りやすかった)。しかし、このように野球というゲームを統計的に処理して、今までと異なった価値観で見るという行為は、Beaneのオリジナルではない。
Oakland Athleticsのゲームを見るようになってから、読みたいと思っていた本がある。マイケル・ルイス著「マネーボール」という本である。先日紀伊国屋書店で偶然見つけて購入し、一気に読んでしまった。
この本はAthleticsのジェネラルマネージャーのBilly Beaneが、いかにチームを作っていったかという物語である。
「ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ」 加藤則芳著
そもそも登山をしない私がなぜこの本を買ったのか。去年ヨセミテに行ったのだが、JTBの日本語ガイド付きのバスツアーという、完全なお上りさん状態。しかも短期間にいろんなところに行くので、ヨセミテなど1泊しかしない。これからは自分で運転していく機会もあるだろうし、旅行記を買ってみようということで、Amazon.co.jpで本を購入するとき(いつもまとめ買いをする)に、この本を見つけて買ったのであった。
この本はどちらかというと「ついでに買った」方だったが、文句無く面白かった。まずJohn Muirという人は、1838-1914に生きた自然家。ヨセミテの自然を紹介し、アメリカの国立公園の基を築いた人である。もっともそんなことはこの本を読むまで知らなかった。San Franciscoに彼の名前を冠した道があって、そこを通ったことがあるくらい。彼はシエラネバダ山脈の、ヨセミテからセコイアに通ずる尾根を歩き、この道がJohn Muir Trailと呼ばれている。
このトレイル、全長340キロを著者が歩いた記録がこの本である。3章立てになっていて、第1章は1994年に著者が1人でトレイルに挑戦するも、荷物が重すぎ、靴擦れで足を痛めて途中でリタイアしてしまう。第2章は翌年の雪辱戦であるが、NHKのドキュメンタリーの取材として行われれ、見事成功する。第3章は実行しようという人のための情報が列挙されている。
まず印象に残るのが、アメリカ人の自然を大切にする心だ。国立公園は政府によって管理されているのだが、そこに入るのにはものすごく厳しい規則を守らなければならない。私がヨセミテに行ったときには、国立公園の中に1つだけあるロッジに泊まったが、この地域に入れるのは、ロッジに泊まる観光客のバスだけ。それ以外は麓にある駐車場に停めて、そこからシャトルバスで行かなければならない。そもそもこのロッジにしても、一般客が予約を入れることは非常に難しい。根性があればできるそうだが、ふつうはJTBのような大手の旅行会社のツアーに抑えられてしまう。需要があってもロッジを増設したりはしない。そこが日本とは違うところだ。
また熊に対する考え方も違う。ロッジのあたりも夜になると熊が出没する。しかし駆除もしないし保護もしない。「本来熊のいる場所に人間が入ってしまい、熊が野生を失うのは気の毒だ」というのが自然を愛するアメリカ人の考え方なのだ。熊は当然人間が持ってきた食料を狙ってくるのだが、それによって熊が野生を失うことを避けようとする。そのため、車の中に食料を置くことは厳禁である。テントにキャンプするときは、食料は特別に作られた金属性のコンテナに入れる。そうしないと、車でもテントでも匂いで食料をかぎつけて、車のトランクでもテントでも破ってしまうのである。
これがこの本の著者のようなバックパッカーになると、「カウンターバランス」という方法で食料を保存する。夜トレイルで寝るときはテントになるが、トレイルにはコンテナはない。そこで高い木の枝に、食料をぶら下げるのだとか。この枝が太くて丈夫だと熊が木に登って取ってしまう。細すぎると、熊はその枝を折ってしまう。そこで根元は太くて折れないが、その先に行こうとすると熊の体重に耐えられない(だから熊は怖くて枝を伝わってこない)という枝を選ぶのだそうな。
トイレ(排泄)した場合は土に埋めるが、それ以外のゴミや残飯はすべて持って帰らなければならない。簡単な洗濯はするが、風呂にも入れない。それくらい過酷なことをして自然を守っているわけである。
アメリカの国立公園で一番偉いのはレンジャーであろう。次がこの本の著者のようなバックパッカー。次が日帰りのハイキングをするような人で、その下に一般の観光客がいる。私がヨセミテに行ったときにも、その「大」自然に感銘を受けたが、それは広大な風景をみただけのこと。バックパッカーのようにその中に入らなければ、本当の意味での大自然を体験することはできないjのであろう。もちろん、それをする勇気はないが。
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